最新更新日:2024/06/25 | |
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大学との連携
1.趣旨
中高一貫教育の趣旨を大学との接続にも生かすため、平成12年度から中高一貫教育と大学との連携に取り組んでいる。 高等学校と大学が連携教育を展開する意義は、以下の4点が考えられる。 (1)地域の大学との連携により地域社会の指導的な人材育成をめざす。 (2)大学の多様な教育内容や専門性の高い教育内容と接することにより生徒が学問の面白さや楽しさを知り、より高度な学習にむけての動機付けとなる。 (3)総合型選抜の理念を生かす。 (4)連携型中高一貫教育をより一層充実させる。 令和元年度は、5大学5学部と連携した取組が行われた。単なる出前授業に終わらない年間を通した計画的な講義として、生徒にも大学側にも好評を得ている。 2.連携大学・学部と連携科目 ○ 三重大学・教育学部 → 「社会科学入門」,「社会科学発展」 ○ 三重県立看護大学・看護学部 → 「社会科学入門」,「社会科学発展」 ○ 皇學館大学・文学部,現代日本社会学部 → 「国際社会と日本」 ○ 鈴鹿大学・国際人間科学部 → 「国際社会と日本」 中高一貫教育飯南・飯高地域の2中学(飯南中学、飯高中学)とカリキュラムの連携や人事交流等により、6年間を通して学習できます。 ■特徴的な取組 (1)教育課程 「郷土学習」の実施 中学校・・・郷土学習を「人間と社会」、総合的な学習の時間、選択科目で実施。 高 校・・・1年次「産業社会と人間」で地域の魅力や課題を探る。 2・3年次「郷土・環境」系列を設置し、専門科目を開設。 「人間と社会」と「産業社会と人間」によるキャリア教育の接続 中学校「人間と社会」→高1「産業社会と人間」→高2「キャリアデザイン」→高3「いいなんゼミ」 中学校1年生から高校3年次の6年間で自己の在り方・生き方を探求させ、望ましい職業観や勤労観を養い、目的意識や進路選択能力の育成を図る。 「総合学科」4系列との連携 高校の「郷土・環境」「介護福祉」「総合進学」「コンピュータ」系列に連携する取り組みを総合的な学習の時間や選択教科の中で実施。 (2)生徒の交流 中学校の各学年で高校との交流を年間2回程度実施(生徒交流会・いいなんゼミ発表会見学・体験入学・連携入試対策講座など)。 高校の生徒会執行部や吹奏楽部、應援團Circleが各中学校の文化祭を訪問。その他にも應援團Circleと中学校生徒会等で「道の駅コラボプロジェクト」を立ち上げ、地域に貢献しようという取組も行っている。 (3)教職員の交流 中学3年生から高校1年生のつなぎ学習に重点を置き、中学の教員が高校の授業へ、また、高校の教員が中学の授業に参加している。 教科ごとに相互授業見学や教科会を実施。 中高の生徒指導担当者、人権教育担当者、養護教諭による情報交換。 (4)入学者選抜 学力検査は実施せず、「課題学習のまとめ」と面接による入試。 面接では自分が体験したこと、調べたことをプレゼンテーションソフトなどを利用し発表。 連携入試対策講座で高校1年生が発表の仕方のアドバイスなどを行う。 キャリア教育1.地域と協働したキャリア教育 地元の小学校・中学校との連携をはじめ、生徒が地域へ飛び出し地域を学び場とすることで「生きる力」(対応力・追究力・創造力・発信力)を育てる、地域と協働したキャリア教育に取り組んでいます。 2.1年次「産業社会と人間」2年次「キャリアデザイン」3年次「いいなんゼミ」とキャリアサポート科目を設置し、各学年に応じて計画的・系統的にキャリア教育を実施しています。 3.すべての教育活動でキャリア教育 トピック的にキャリア教育を行うのでなく、すべての教科学習・特別活動を通してキャリア教育で必要とされる4領域能力(人間関係形成能力、情報活用能力、将来設計能力、意思決定能力)を育成しています。 ■「産業社会と人間」(1年次) 地域を学び場とした探究活動のスタートと位置づけ、地域へのフィールドワークを通して地域住民や職業人と対話し、地域の魅力・課題を整理し、今後の取組や活動を創造し、その提案や活動等を発信する力を身につけます。 ■「キャリアデザイン」(2年次) 企業見学会や“本気の大人”講演会での出会い、そしてインターンシップで仕事に触れて、リアルに地域社会でいきることを考える力をつけます。 ■「いいなんゼミ」(3年次) 自らの興味・関心から研究テーマを自由に設定し、1年を通してそのテーマを調査・研究・作品制作・発表を行います。その活動を通して、課題解決能力を養います。キャリア教育の集大成として「いいなんゼミ発表会」も行われます。 ■SHRでの取組 漢字検定合格に向けての学習や一般教養など毎日のSHRで実施し、基本学力の定着を図ります。 |
三重県立飯南高等学校
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