東京学芸大学同窓会

ご挨拶

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     新しい学校教育を考える

                  理事長 森 富子

 令和3年度の活動が始まっています。令和3年6月20日の総会にて新理事長に選任されました「森 富子」です。前任の和田理事長様のあつい思いを引き継いで、これからも東京学芸大学同窓会としての強い絆を築く努力をしてまいります。新たに選任された理事の皆様ともどもどうぞよろしくお願いいたします。
 新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、9月になっても東京を始めいくつかの地域は、緊急事態宣言が延長されました。特に8月は、小中学生や幼児の感染の拡大が報じられて、9月からの新学期が様々な形で始まり、授業が進められています。多くの学校や幼稚園、大学で学校生活の影響が続いています。あと数年続くかと思われる新型コロナウイルス感染症への対応は、医療関係者の皆様や行政や自治体の対応もさることながら、学校現場の先生方の今後の対策にも大きな変革が求められているように思います。
 教育実習訪問や各種の研究会などで、各地区の小学校や中学校、幼稚園へ訪問しますと、先生方や教職員の方々のきめ細かい感染予防の対策や対応を目の当たりにいたします。新たなコロナ対策だけではなく、本来の教えることにつきましても、一人一台のタブレットが配布されたGIGAスクール構想のことや、電子黒板やデジタル教科書などのICТ機器の活用等、さらにはオンライン授業に関わる様々な操作方法の習得など、学校での学習方法が多様化しています。小学校高学年の外国語科(英語)や特別の教科 道徳などの新学習指導要領の新しい取り組みについて、先生方の新たな研修の内容も膨大しているように感じます。少しでも卒業生として、同窓会としてのお手伝いができることがないかと模索しています。
 一般社団法人 東京学芸大学同窓会では、総務部、会計部、研修部、調査部、広報部、各部の活動を行っていますが、昨年から以前のような活動ではなくなっています。学校教育で、いつの時代でも新しいことが導入されると温故知新という言葉が繰り返されますが、今しばらくは新しい生活様式への対応と対策の応援ができる活動を考えていくつもりです。各部の活動は、今までとは違った形になるかもしれませんが、会員の皆様との絆をさらに深めてまいりたいと思います。
 東京学芸大学の構内もかなり変わってきました。校舎の建物や樹木の変化、学生の活躍など、今の東京学芸大学の様子もお知らせしたいですし、各支部の報告なども共有していきたいと思います。会員の皆様からのご意見等も、支部長様を通して教えていただければ幸いに存じます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。